明けましておめでとう御座います。
GridWorldは、2025年10月に子会社「GridJapan株式会社」を設立し、カンボジアにオフィスを構えました。狙いは、短期の外注先確保ではなく、GridWorldの開発体制を継続的に強化するための土台づくりです。
採用だけでは体制を増やしにくい
日本ではエンジニア不足が続き、必要なタイミングで必要人数を確保する難易度が上がっています。採用活動を強化しても、選考〜入社までに時間がかかり、プロジェクトの立ち上げ時期と噛み合わないケースが増えます。加えて、経験者採用は競争が激しく、条件面の調整だけでなく「入ってから何を任せるか」「誰が育てるか」まで含めた設計がないと定着もしにくくなります。
また、少人数で回し続ける状態が続くと、特定の人に知識と判断が集中しやすく、属人化が進みます。属人化が進むほど、引き継ぎや増員のコストが上がり、さらに採用・育成が難しくなるという悪循環に入ります。採用は重要ですが、採用だけで需要の波を吸収しようとすると、立ち上げ遅延や品質のブレが起きやすくなるため、別の増やし方(体制の作り方)も同時に持つ必要があります。
「受け入れ人数」ではなく「受け入れ設計」
人材不足の議論が進むほど、外国人材の受け入れ制度や運用が注目されます。ただ、開発現場で重要なのは人数そのものではなく、仕事が回る仕組みです。
• 仕様理解・レビュー基準・連絡ルールの統一
• ドキュメントとチェックリストによる品質の標準化
• 役割分担(日本側:設計・意思決定/海外側:実装・検証など)の明確化
この3点が揃っていない状態で人数だけ増やすと、現場では「確認が増える」「手戻りが増える」「判断待ちが増える」といった形でコストが膨らみ、結果としてスピードも品質も落ちます。逆に、最初に“回し方”を決めておけば、仕様の読み違い・レビューのばらつき・連絡漏れが減り、海外メンバーが増えてもプロジェクト全体が崩れにくくなります。GridWorldが拠点と子会社を整えるのは、人数を増やすためというより、こうした運用を前提にした体制を作るためです。
2026年に期待している効果
カンボジア拠点とGridJapanを“受け皿”として整えることで、次を狙います。
1. 立ち上げの再現性:初動を型化し、案件ごとのブレを減らす
2. 品質の再現性:手順とレビューで属人性を下げる
3. 供給力の強化:需要増に合わせて体制を組みやすくする
GridJapan設立とカンボジア拠点は、日本のエンジニア不足に対して「採用一本足」にならないための選択です。2026年は、体制の標準化とスケールを進め、開発リソースを強化していきます。
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